ふるさと納税で還付される所得税と控除される住民税を計算する方法

2017/01/05更新日

ふるさと納税の1番のメリットは税額控除です。難しそうに聞こえますが、簡単に言うと寄附金額に応じて税金が戻ってくるということです。年収や家族構成によって2000円で済む寄附金の上限額は異なりますが、その範囲内であれば、2000円を超える部分がすべて戻ってきます。

控除される税金は確定申告を行った場合とワンストップ特例制度を適用した場合で異なりますが、いずれも3本立てで減税されます。税金の世界では「控除」という言葉をしばしば使いますが、これを「差し引く」という言葉に置き換えるとわかりやすいと思います。

確定申告で控除される税金と計算方法

確定申告を行なった場合「所得税の控除」「住民税の基本控除」「住民税の特例控除」の3つの控除が適用されます。それぞれ控除される金額は以下の計算式で算出できます。所得税率が分からない場合は「所得税率を確認する方法」に記載しているので、参考にしてみてください。

  1. 所得税からの控除 =(ふるさと納税 – 2000円)× 所得税率
  2. 住民税からの控除(基本分) =(ふるさと納税 – 2000円)× 10%
  3. 住民税からの控除(特例分) =(ふるさと納税 – 2000円)×(90% – 所得税率)

たとえば、所得税率20%の会社員が10万円の寄附をして確定申告を行なった場合、以下の内訳で合計9万8000円の税金が安くなります。

シミュレーションの計算例

  1. 所得税からの控除 =(10万円 – 2000円)× 20% = 1万9600円
  2. 住民税からの控除(基本分) =(10万円 – 2000円)× 10% = 9800円
  3. 住民税からの控除(特例分) =(10万円 – 2000円)×(90% – 20%)= 6万8600円

所得税の1万9600円は確定申告後、1〜2ヶ月後に指定した口座に振り込まれ、住民税分7万8400円は12分割され、寄附した翌年6月から12ヶ月間に分けて減額されます。一般的な会社員であれば、翌年6月から手取りが増えることになります。

ワンストップ特例制度で控除される税金と計算方法

ワンストップ特例を利用した場合、所得税の還付はなく、すべて住民税から差し引かれます。内訳は「基本控除」「特例控除」「申告特例控除」の3種類になります。それぞれ控除される金額は以下の計算式で算出できます。

  1. 住民税からの控除(基本分) =(ふるさと納税 – 2000円)× 10%
  2. 住民税からの控除(特例分) =(ふるさと納税 – 2000円)×(90% – 所得税率)
  3. 住民税からの控除(申告特例分) = 特例控除額 × 所得税率 ÷(90% – 所得税率)

先ほど同じく、所得税率20%の会社員が10万円の寄附をしてワンストップ特例制度を利用した場合、内訳は変わりますが、同じく合計9万8000円の税金が安くなります。

シミュレーションの計算例

  1. 住民税からの控除(基本分) =(10万円 – 2000円)× 10% = 9800円
  2. 住民税からの控除(特例分) =(10万円 – 2000円)×(90% – 20%)= 6万8600円
  3. 住民税からの控除(申告特例分) = 6万8600円 × 20% ÷(90% – 20%)= 1万9600円

ワンストップ特例制度を利用した場合、所得税の還付はないので、9万8000円が12分割され、寄附した翌年6月から12ヶ月間に分けて減額されます。

ふるさと納税の手続きガイド

ふるさと納税を行ったら、税金を控除(差し引く)してもらうための手続きが必要です。ここでは税金を控除してもらうための手続き方法や必要書類の書き方を紹介しています。

おすすめの返礼品と選び方ガイド

数十万点の返礼品の中からおすすめの返礼品を当サイト管理人がピックアップして紹介しています。どの返礼品を選べばいいのか分からないときは参考にしてみてください。

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おすすめのふるさと納税サイト

ふるさと納税は基本的に、ふるさと納税のポータルサイトを通じて行うことになります。どこのサイトも同じと思ってしまいがちですが、それぞれ独自の特徴があります。

おすすめNo.1 さとふる

ネットショッピング感覚でふるさと納税ができるサイト。マイページ機能が充実していて、寄附履歴や返礼品の配送状況などが確認できます。電話で問い合わせができるコールセンターもあり、東京浅草の商業施設・まるごとにっぽんには「ふるさと納税コンシェルジュ」というふるさと納税の実店舗もあります。

公式サイト → さとふる

おすすめNo.2 楽天ふるさと納税

ふるさと納税の寄附が楽天市場での買い物と同様の扱いになり、楽天スーパーポイントが付与されます。スーパーポイントアッププログラム(SPU)も対象となるので、楽天カードだと5%以上のポイントを獲得できてお得です。寄附金にポイントを利用することも可能です。

公式サイト → 楽天ふるさと納税

おすすめNo.3 ふるなび

ふるなびは電化製品や商品券・ギフト券の取り扱いが多いのが特徴です。ふるなびグルメポイントというサービスもあり、寄附金額の30%分のポイントがもらえ、1ポイント1円として指定の飲食店で利用できます。また、2017年11月以降、寄附金額に対して1%のAmazonギフトコードがもらえるようになったのも大きなメリットです。

公式サイト → ふるなび

おすすめNo.4 ふるさとチョイス

ふるさとチョイスは寄附申込累計が1500万件を超える日本最大級のふるさと納税ポータルサイト。全国1788すべての自治体の情報が掲載されていて、うち1329自治体はクレジットカード決済に対応しています。ふるさとチョイス限定の返礼品もあります。

公式サイト → ふるさとチョイス

番外編 noma-style.com

noma-style は福島県南相馬市が運営するふるさと納税サイトです。ファッションブランドのラインナップが豊富なのが特徴です。モコモコとした気持ちの良い肌触りのルームウェアを展開する「ジェラートピケ」やシンプルでお洒落なデザインの「プラスマイナスゼロ」の家電などが戴けます。

公式サイト → noma-style.com

番外編 ANAのふるさと納税

ANAのふるさと納税は寄附金100円につき1ANAマイルが貯まるので、ANAマイルを貯めている人におすすめのサイトです。支払いはクレジットカードのみで、Tポイントを支払いに充てることができます。とりわけ宿泊券が豊富にラインナップされています。

公式サイト → ANAのふるさと納税